有価証券報告書の虚偽記載の疑いで、
うさには想像できないお金持ちが捕まっている。
有価証券報告書はひとりで作成するものではないでないでの
流れてくるニュースは注意深く見るように心がけている。
このような中、2018 11月29・30日 朝日新聞朝刊経済面の
”けいざい+”というコーナーに
『フロードシューター〜カネもらい監査できるか』という特集記事があった。
その重要な責任を担う会計士である人が
”有罪、粉飾とは、闘いが始まった”
という見出しに
そして、はじめて目にした”フロードシューター”とはいったいなんなのか?
うさは気になって読み始めた。
そもそも、うさも企業から直接監査報酬を監査法人が受ける以上、
そこに中立性をもとめること自体に問題はあると思っていた。
しかし、
現状の仕組みは監査を受ける企業から監査法人は監査報酬という対価を得ることになっている。
それなのに、この記事の主人公である会計士は仕事をした対価を得ただけなにの裁判の当事者となり最高裁まで闘うようになってしまった。
特集の題名から、誰でもわかると思うが、
監査される側から、監査する方がお金をもらっている以上、
公正な監査ができるはずがない。
この特集記事は上下、2日にわたる記事だった。
初回の題目は、
・『フロードシューター(上)~カネもらい監査できるか』
最終日の題目は、
・『フロードシューター(下)〜財務諸表のウラ AIは見抜いた』
最後に
監査法人が指摘できない不正をなぜ見抜けるのかという記者の問いに、
主人公が
「私は分析する会社から1円ももらっていないからです」と、
あたりまえの答えが。
フロードシューターとは、うそ発見器。
これはこの主人公が名付けもの。ということが分かった。
今話題の日産の事件を最後に監査報酬のあり方、
を考えなければ、事件に巻き込まれる会計士が
新たにででくるのではないかと、
うさは心配する。
さらに、
この記事の主人公が現在取り組んでいるAI等によって、
新たな財務諸表に信頼を保証するシステムが
台頭してくるような気がする。